11月イベントのご案内
今年は新たに
資源循環コーナーを新設
ブース内での
プレゼンテーションも充実
来場者事前登録の手順やブースNo.などは
こちらからご確認ください

営業本部 テクノロジーアライアンス部
主任技師 中林崇
技師 高野俊
資源循環にあてはまるテーマとして、「正極材製造技術CALISMAT®」をご紹介します。
当社では今後ますます需要が高まると思われるリチウムイオン二次電池において、新たな正極材製造技術CALISMAT®を開発しました。この技術は従来と違い固相反応プロセスに基づいており、環境負荷の低い出発原料も使用できるため、正極材としてのCO2排出量を36%削減できるなど、電池業界が直面する環境課題の解決に貢献できると考えています。またCALISMAT®は劣化した正極材などを原料として利用できることから、いわゆるダイレクトリサイクルへの活用も可能です。さらに、EVの駆動用モーターに用いられているエナメル線の皮膜を低環境負荷で剥がす技術の開発も進めており、銅資源の循環に貢献していく予定です。
今後も材料メーカーとして、サーキュラーエコノミーを意識した開発を進めてまいります。

研究開発本部 グローバル技術革新センター
営業本部 アプリケーションエンジニアリング部
相牟田京平
電動化というテーマで考えると、いかにモーターの出力密度を上げるかが重要です。中でも新たなモビリティである“空飛ぶクルマ”eVTOLでは軽量小型化がポイントになってきます。そこで、当社としては、軟磁性材料の中でも高い磁束密度を持つパーメンジュール YEP®-2Vを採用して、駆動用モーターの高出力化を図ることがひとつのアプローチになりうるのではないかと考えています。
また、モーターの高回転化による出力アップというアプローチをとった場合、省エネというキーワードに特にフィットするのは、アモルファス合金だと思います。アモルファス合金は従来の軟磁性材料と比較して鉄損と呼ばれるロスが少なく、モーターの省エネルギー化を実現可能とした材料です。ただし、材料の特性上、コアへの加工が難しいことから、従来の電磁鋼板から置き換えが進んでおりません。しかし、当社では加工技術という点でもノウハウの蓄積がありますので、新しいものに敏感なアーリーアダプターの方たちに、エコやカーボンニュートラルを達成するひとつの手段として是非、アモルファス合金を検討していただきたいですね。
私たちはお客様の課題がどこにあって、それをどういったアプローチで解決するかというスタイルを大切にしています。細やかな課題のヒアリングとそこへのアプローチで受注の勝率を上げていきたいと考えています。
高効率モーターを実現する要素技術・ソリューションについて展示します。

営業本部 テクノロジーアライアンス部
主任技師 松田純一
当社のアルミニウム電析技術ALectro®は、さまざまな物に対してアルミめっきをすることが可能となりますが、この技術をPRする中で意外とお客様からよくお問い合わせをいただくのは意匠性関連です。アルミめっきを施した後にカラーアルマイトと呼ばれる処理を行えば、基材に自由に色を付けることができます。その美しい発色をスマートフォン・時計などの外観に活用できる可能性は非常に高いと思います。さらに従来はアルミを使用していた部材をアルミめっきした樹脂材料などに置き換えることで、軽く・薄くというニーズにも応えられるので、特に電子デバイス系の需要は高そうです。当社のアルミニウム電析技術はまだ他社にはないものなので、世の中に広めていきたいですね。
このほかにも当社では、金属表面にコーティングして耐久性を持たせる、異種金属を貼り合わせて複数の機能をもたせる、切削加工では実現できない複雑な形状を金属積層造形で実現する、などモノづくりを次の次元に押し上げるような材料や技術を提案しています。そしてこれからも1人よがりの開発ではなく、お客様の要望に合わせて開発をチューニングしていきたいです。
金属やセラミックスなど、これからのモノづくりを拓く多様な材料・技術をご紹介します。
株式会社プロテリアル
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豊洲プライムスクエア
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